50年前の日傘が蘇る?後編 日傘リメイク
2022/04/12
お客様の言葉
メールにてお返事いただきました。
この度、「かさはな」様とご縁があり、古い日傘をリメイクしていただきました。
遡れば1959年、結婚を控えた私の母が、嫁ぎ先の姑に連れられて母親と一緒に神戸元町にある洋品店を訪れたのがこの物語の始まりです。
もともとお洒落でハイカラ好きな嫁ぎ先の姑(祖母)は、神戸元町をこよなく愛し
この日も、神戸元町本通り商店街6丁目
祖母イチオシの洋品店で、私の母の嫁入り道具にと日傘を一緒に選んでくれたそうです。
(お店の名前は残念ながら忘れたそうです)
当時22歳だった母は、ステキな日傘を買ってもらってとても嬉しかったことを覚えていると言います。
その翌年には私が生まれ、物心ついたころ、
毎年日差しが強くなると、母がいつもその黄色い日傘をさしていたのを覚えています。
幼い私の目にも、その日傘はとても美しく映っていたのでしょう、日傘をさす母の姿がとてもステキに感じられたのを思い出します。
そのうち引越しで生活環境が変わり、徒歩中心から車中心の生活になり、20年以上使っていた日傘は活躍の機会を失ってしまいました。
昨年の夏、母が何を思ったのか40年ぶりに日傘の存在を思い出し、
出してみた時には、生地は色あせ、木製の持ち手はすでに色が剥げて無残な姿になっていたのです。
思い出の日傘を捨てたくないという母からの相談を受けた私は、何とかリメイクできないものかと考え、ネットで調べました。
自社製品のみ修理リメイクしますという会社が多い中、「かさはな」さんだけが快くお引き受けくださいました。
そして先日、リメイクしていただいた日傘が届き、
「蘇った~」と涙を流さんばかりに感激する母、そして私は…タイムマシンに乗ったのか、
ドラえもんのタイム風呂敷を使ったのかと思わせるような完璧なリメイクで感動しております。
生地の色素材から持ち手まで、ここまで再現できるのかと本当に驚きです。
60年前に買ってくれた祖母はすでにおりませんが、
時を超えて新しく生まれ変わったこと、そしてそれほど大切に思って使っている母の姿を見て、喜んでくれていると思います。
時田様には催事等でお忙しい中、細部にわたって打合せをしてくださいました。素晴らしいご縁で蘇った傘、大切に使わせていただきます。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
始まりが1959年、とても思い出深く、そして心温まる物語だとメール文を拝見して感じました。
細部にまでお話しの説明をしていただき、つい胸が熱くなってしまいました。
お母様、そしてお客様に満足の行く日傘のリメイクができ
かさはなもとても嬉しく思います。
そして素敵な言葉の数々、ありがとうございます😊
この度はかさはなをご利用いただき、ありがとうございました。
また、なにかあった際はいつでもお気軽にご連絡ください。